NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボは2月17日(月)、ヨコハマ創造都市センター(横浜市芸術文化振興財団)、ウィルソン・ラーニングイノベーションセンター「越境リーダーシッププロジェクト」との3者共催で、公開セッション「オープンイノベーションとしてのCSR~セクターを超えた共創型チームが創造する地域課題解決~」を開催します。
本イベントでは、社会課題解決における企業内人材/リソース活用や、CSRがビジネスの価値創造にどのようにつながるのかなどについて、横浜市立大学・アクセンチュア・横浜国立大学・横浜市役所などの多様なセクターのメンバーがアイデアを交換します。企業の地域への参画、NPOと企業の関わり、CSR(企業の社会的責任)のあり方、ビジネスと社会貢献などについてのご関心あるみなさま、下記詳細をごらんのうえ、ぜひご参加ください。

日時:2月17日(月)18時半~21時半(18時開場)
場所:ヨコハマ創造都市センター
参加費:1,000円(資料代)

主催: ヨコハマ創造都市センター
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
ウィルソン・ラーニングイノベーションセンター 「越境リーダーシッププロジェクト」

協力: NPO法人横浜スタンダード推進協議会、NPO法人協同労働協会 OICHI

お申し込みは以下のフォームにてご記入の上、送信ください。
https://docs.google.com/a/yokohamalab.jp/forms/d/1TJqr_fva1oOMxrhrlmqyEkjT5tIBuL4MAVN14bWHeL0/viewform

facebookでの参加表明はこちらまで。
https://www.facebook.com/events/275283279290503/

<コンセプト>
社会課題解決をビジネスを通じて行う越境リーダー、ステークホルダーを招いた創発セッションです。設定課題に対し、多様な領域から洞察を高め、解決に向けた対話でアイデアを検討します。

<セッション趣旨>
現在日本の地域には社会活動に影響を与える様々な顕在・潜在の社会課題が複雑に関連しています。税収は減収傾向にあり、行政のリソースに限りがあるなか、地域の社会課題は行政の取り組みと共に市民が主体的に解決していく仕組みが求められています。一方、市民参加型の課題解決を促進する地域の社会システムを構築するためには、容易なことではありません。行政、NPO、企業、市民がそれぞれの知見を持ち寄った共創と支える仕組みが必要です。それはどのようにしたら実現できるのか企業、行政、NPOそれぞれ組織の枠組みを超えて構想し、行動している方々を招き、可能性のある共創のカタチ、実現するために必要な行動について検討します。

<詳細>
第一部 ストーリーテリング
地域課題解決におけるオープンインオベーションの潮流や可能性をお話し頂きます

あいさつ:杉浦 裕樹 NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事

基調講演 「オープンインオベーションとしてのCSR」
影山 摩子弥氏 横浜市立大学 都市社会文化研究科 教授

第二部 クロストークダイアログ
生まれている取組み、可能性のある価値について対話します
・市川 博久  アクセンチュア株式会社 マネジングディレクター
・江森 克治氏  NPO法人横浜スタンダード推進協議会 理事長
・影山 摩子弥氏  横浜市立大学 都市社会文化研究科 教授
・杉浦 裕樹 NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事

◎コメンテーター
・舘野 昌一氏  富士ゼロックス株式会社 研究技術開発本部コミュニケーション・デザイン・オフィス 研究主査
・坂佐井 雅一氏 NPO法人共同労働協会 OICHI

第三部 グループダイアログ
参加者のみなさんからテーマを出し、取り組みアイデアを検討します
話題提供   岩永 敏朗氏 NPO法人五つのパン 理事
ファシリテーター 藤原 徹平氏 横浜国立大学大学院Y-GSA 准教授

<<スピーカー・コメンテーター・話題提供者・ファシリテーター紹介>>
●スピーカー
・影山 摩子弥氏 横浜市立大学 都市社会文化研究科 教授
専門は、経済原論、経済システム論、地域CSR論。研究・教育の傍ら、海外や日本国内の行政機関、企業、NPOなど様々な組織からの CSRの相談にも対応している。また、自治体が運営するCSRの認定制度として注目を集める「横浜型地域貢献企業認定制度」「宇都宮まちづくり貢献企業認定制度」、業界単位では初めてのCSR認定制度である「全国印刷工業組合連合会CSR認定制度」の設計を担い、地域及び中小企業の活性化のための支援を行っている。

・杉浦 裕樹 NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事
創造的な横浜のまちづくりや地域情報化を実践する「横浜コミュニティデザイン・ラボ」では「協働・連携」のための手法や地域の情報デザインについて実践型で研究をしている。2004年にネット媒体「ヨコハマ経済新聞」を創刊。政策デザイン勉強会などの活動を通じて、地域資源のマッチングによる社会課題解決型プロジェクトの推進、ソーシャルメディアの活用や、多様な主体が連携して公益的な事業に取り組んでいくための「共創の舞台」づくりに取り組んでいる。

・ 市川 博久氏 アクセンチュア株式会社 マネジングディレクター
市川博久(アクセンチュア株式会社 ITアウトソーシングマネジングディレクター兼、コーポレートシチズンシップ推進室 若者の就業力・起業力強化チーム責任者)。2010年から同社が全世界で取り組むCSR活動「コーポレート・シチズンシップ」の中核テーマ「Skills to Succeed」のもと、「若者の就業力・起業力強化チーム」責任者としてプロボノ活動にも従事。本活動では、複数NPOと共に若者就業力強化、ならびに若者起業力強化に関する事業を協働推進している。2012年公益財団法人日本ユースリーダー協会より若者力大賞『ユースワーカ支援賞(団体部門)』、2014年経済産業省より第4回キャリア教育アワート?優秀賞を受賞。

・江森 克治氏 NPO法人横浜スタンダード推進協議会 理事長
株式会社協進印刷代表取締役。早稲田大学商学部を卒業後、電機メーカーでのSE職を経て現職。印刷業の新たな業態を模索し本業の業態変革を進める一方、時代の転換期における新たな企業評価基準の必要性を感じ、産学官連携により「横浜型地域貢献企業認定制度」を創設。NPO法人横浜スタンダード推進協議会理事長として同事業を推進している。昨年は日本初の業種別CSR認定制度である全日本印刷工業組合連合会CSR認定制度を立ち上げ、講演等を通じ経営戦略としてのCSRの理念を全国に広める活動を展開中。

●コメンテーター
・ 舘野 昌一氏 富士ゼロックス株式会社 研究技術開発本部コミュニケーション・デザイン・オフィス 研究主査
慶應義塾大学大学院工学研究科管理工学専攻修士課程修了。富士ゼロックス株式会社入社後、おもにシステム製品の計画に従事。米国ゼロッ クス社で計算言語学(日本語処理)の研究を行った後に帰国。慶應義塾大学・深谷昌弘教授との共同研究によりテクスト意味空間分析法の 確立へ向けて研究とソフト開発を進める。現在、人とコンピュータが協力して、人々の思いを集約し、よりよく伝わることをめざし、研究 とソフト開発に従事。

・ 坂佐井 雅一氏 NPO法人協同労働協会 OICHI 理事長
会社員として起業セミナーで出会った仲間2人と共に「起業」に取り組み、それぞれの強みを活かして事業を立ち上げることに成功。これを「協同起業」のネットワーク組織として、2008年11月より交流会・起業相談会・ワークショップ等で広める活動をはじめる。2011年1月にNPO法人協同労働協会OICHIを設立し理事長に就任。現在、30~40代を中心とした会員が約60名。交流会やイベントなどを、横浜や東京を中心に企画している。

●話題提供
・岩永 敏朗氏 NPO法人五つのパン理事、コミュニティカフェ「マローンおばさんの部屋」施設長
教会で精神障がい者と出会ったことをきっかけに、2002 年、有限会社五つのパン(現NPO法人)を設立し、障がい者のホームヘルプ事業を始める。病気や障がいを抱えた人の歩みを絵本にする働きを続け、2008年に手製本の老舗美篶堂(みすずどう)と出会い、2009年手づくり絵本とカフェ&ショップの地域活動支援センター「マローンおばさんの部屋」開設。2011年に「横浜市地域のセーフティネット推進モデル事業」に選定され、高齢者や職人の知恵・技術・経験を障がい者や若い世代に繋げるためのものづくり交流カフェいのちの木をオープンし、編み物サークルやミシンワークショップ、本づくり学校を運営している。

●グループダイアログファシリテーター
・ 藤原 徹平氏 建築家、横浜国立大学大学院Y-GSA 准教授
2001年より隈研吾建築都市設計事務所勤務、同事務所パートナーを経て12年退社。09年よりフジワラテッペイアーキテクツラボ代表、10年よりNPO法人ドリフターズ・インターナショナル理事、12年より横浜国立大学大学院Y-GSA准教授。建築家として国内外で多くの建築設計活動を展開しながら、その傍らでファッション・ダンス・映画などジャンルの枠を超えたクリエーション・教育の場づくりを実践している。