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地域課題解決にむけたIoT×ソーシャルサービス開発アイデアソン

~ IoT× オープンプラットフォームで地域課題解決型の事業・サービスをつくろう!~

主催:地域課題解決インフラサービス開発検討委員会


【地域課題を地域で解決する新しい街づくりのかたち】

地域の課題を地域の人たちが共有し、その解決に向けて知恵を出し合い新しいサービスや運営の仕組みを考える動きが各地で始まっています。知恵を出し合う場では行政も企業も大勢の参加者の一人であり、皆が平等な立場で課題解決に取り組む「共創」の街づくりです。

【地域課題を解決するための企業と地域との「共創」】

2016年2月8日~3月8日にかけて横浜市中区山元町で行われた社会実験「横浜市中区山元小学校通学みまもり実証実験」では、山元町周辺に約100基のビーコン受信機インフラを設置しました。ビーコンの発信器をランドセルにつけた子ども達が受信機の近くを通るとメールやスマホで親に知らせが届く「みまもり」の仕組みです。
このビーコン受信機インフラを、他の社会課題の解決にも応用できないものでしょうか? 答えを見つける方法として企業もまた「共創」によるものづくりに期待をしています。今回は最近注目を集める「リビングラボ」的な手法を用いて、地域課題解決に役立つサービスの検討を行います。

【楽しみながら課題解決策を考えるイベント「アイデアソン」】

本イベント『地域課題解決に向けた「IoT×ソーシャルサービス開発アイデアソン』は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などの新しい技術と人や組織などの地域資源を元に、地域の課題を解決する持続可能なサービスモデルをアイデアソンという手法で考えるイベントです。

当日は、情報提供として「横浜市中区山元小学校通学みまもり実証実験」の紹介やその他のIoT技術活用サービス事例を紹介し、その上で参加者の皆様に「IoT×ソーシャルサービス」というテーマでアイデアを考えていただきます。

ファシリテーター(進行役)にはLean Startup Japan LLC 代表社員の和波俊久氏ほか4名のテーブルファシリテーターをお招きします。また本イベントは横浜市の後援事業として開催され、経済局成長産業振興課の職員や、大学教授、地域を良くする活動に取り組んでいるNPOの職員など、地域課題解決についての知見を持つ多様な人々が参加します。

本イベントは最新のICT・IoTの技術を知り、考え、ネットワークを広げることができる機会です。ソーシャルビジネスやワークショップ・ファシリテーションに関心ある方の参加も歓迎します。ぜひご参加ください。


(以下敬称略)

プログラム
11:00〜11:05 趣旨説明:「IoT×ソーシャルサービス開発アイデアソン」について
11:05〜11:15 あいさつ:主催者より
田中 真(東京電力株式会社 オープンイノベーション担当部長、地域課題解決インフラサービス開発検討委員会 実行委員長)
11:15〜11:40 インプットセミナー
1)「地域課題解決インフラサービス検討プロジェクトとは」
・村山 貴一郎(ソフトバンク株式会社 サービスプラットフォーム戦略・開発本部 )
2)「横浜市中区に設置したビーコンの技術的側面について」
・鈴木 隆明(ソフトバンク株式会社 サービスプラットフォーム戦略・開発本部)
11:40〜11:45 「地域課題解決インフラサービス検討プロジェクト」のこれまでの成果の共有
1) ICTを活用した安心・安全まちづくり、地域経済の活性化についての勉強会成果報告
「兵庫県伊丹市のビーコン利活用事業等の自治体政策の事例」を学ぶ
「横浜型リビング・ラボ(Living Lab)〜住民と”共創”する拠点」を考える
2)「Code for YOKOHAMAシビックハックナイト」勉強会報告
11:45〜12:00 「IoT×ソーシャルサービス開発アイデアソン」についての説明・チーム分け 
12:00〜13:00 カレーランチミーティング
13:00〜13:20 創発トークセッション
ゲスト:奥村 裕一(東京大学公共政策大学院客員教授)
聞き手:杉浦 裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事)
13:20〜16:00 「IoT×ソーシャルサービス開発アイデアソン」ワークショップ
▽全体ファシリテーター
和波 俊久(わなみ・としひさ)Lean Startup Japan LLC 代表社員
▽テーブルファシリテーター
薩田 有紀代 マーケティング・リサーチプランナー/ファシリテーター
大西 素子 i-project代表
船本 由佳 フリーキャスター・ワークショップデザイナー
今井 嘉江 石川町「と」主宰
16:00〜16:45 チーム発表
▽コメンテーター
福田 次郎 横浜市CIO補佐官
渡邊 桃伯子 ともクエリエーションズ ほか
高橋 功 成長産業振興課 課長
16:45〜17:00 クロージング
・お知らせ・終わりの挨拶

 

【全体ファシリテーター】

和波 俊久(Lean Startup Japan LLC 代表社員)
http://leanstartupjapan.org/
国立大学法人琉球大学「ベンチャー起業講座」プログラム設計兼講師
2度の起業経験と、IT企業でのプロセスコンサルタントとしての活動を経て、2012年に”Lean Startup Japan LLC”を設立。日本の「トヨタ生産方式」を起源とするリーンスタートアップの考え方を利用した新規事業の立ち上げ支援を行っている。プロセスコンサルタントの視点を活かし、「どのような事業を始めるか」ではなく「どのように事業を始めるか」にフォーカスした独自のコンサルティングを提供する。クライアントはベンチャー企業や将来起業を目指すアントレプレナーのみならず、新規事業創出を手がける大企業や地方自治体にも及んでいる。“Lean Startup Machine”や”Startup Weekend”といった世界的な起業家向けイベントなどでメンターとしても活動している。

【テーブルファシリテーター】

・薩田有紀代:マーケティング・リサーチプランナー/ファシリテーター
印刷会社でマーケティング・コンサルティングのアシスタントを経て調査会社に転職。さまざまな企業の問題解決のため、定量・定性調査を多数経験。インタビューアー、ファシリテーターとしても活動中。
・大西素子:コンサルタント/ファシリテーター/ワークショップデザイナー
組織開発コンサルティング会社の営業責任者を経て独立。行政のウーマノミクスプロジェクトや様々な企業の組織変革プロジェクトに携わる。課題解決、相互理解、協働、行動計画などにファシリテーションやワークショップ手法を取り入れている。
・船本由佳:フリーキャスター・ワークショップデザイナー
二児の母親・マスコミ経験者の立場から社会貢献ができないかと活動中。横浜市中区の子育て当事者による子育て支援団体「まま力の会」代表。青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー育成プログラム19期修了。元NHKキャスター・2011年度NHK地域キャスター表彰受賞
・今井嘉江:石川町「と」主宰
2横浜いのちの電話ボランテイア相談員。子育て・若者支援を行うNPO法人シャーロックホームズ理事長を務めた後に、石川町のひらがな商店街アートスペース「と」のオーナーに。青山ワークショップデザイナー12期生。現在、12期制とアーティスト支援やアートイベントなどの立ち上げ等に関わっている。


【トークゲスト】

奥村 裕一(東京大学公共政策大学院客員教授)
1971年通商産業省入省。経済企画庁、資源エネルギー庁、東京通商産業局、日本貿易振興会、通商政策局、大臣官房などを経て1995年通商政策局総務課長。1996 大臣官房審議官(開発協力担当)、1997年資源エネルギー庁公益事業部長、1999年大臣官房総務審議官、2000年貿易局長、2001年経済産業省貿易経済協力局長、同年退官、2002年-現職。1948年生。通産省時代に現場の電子申請手続きに関心を持ち、貿易経済協力局長退官後電子政府の研究に入る。研究関心はデジタル時代の行政近代化、オープンガバメント、ソーシャルアーキテクチャ。

 

 「地域課題解決型インフラサービス検討プロジェクト」活動概要

本プロジェクトの目的は、既設の電柱や通信技術等を組み合わせ、地域課題を解決する新サービスを創出することです。新サービスを開始するにあたり、「地域課題解決型インフラサービス開発検討委員会」*を設立し、新サービスの企画や新規事業の創出を支援いたします。また、地域住民、学校関係者、商店、自治会、福祉関係者、行政等にとって、価値がある対話の場や交流機会を創出し、地域課題解決に向けた地域コミュニティの良好な関係づくりに貢献してまいります。具体的な事業案の一つとして、2016年2月8日から、横浜市立山元小学校の校門や通学路を中心とした電柱にビーコン受信機を約100基取り付け、ビーコン(希望者に無料配布)を保有した児童が指定の電柱を通過したことを保護者へお知らせする通学みまもりサービスの実証実験を1カ月間実施しました。

これまでの取り組み:

横浜市中区山元小学校通学みまもり実証実験 実施期間:2016年2月8日(月)〜3月8日(火)

山元小学校の生徒を対象とする研究授業への協力 2016年1月22日(金) モデル授業

ICTを活用した安心・安全まちづくり、地域経済の活性化についての勉強会

・ 政策デザイン勉強会:1月28日(木)、2月1日(月)、次回3月25日(金)予定

・ Code for YOKOHAMA勉強会:1月28日(木)

地域住民、学校(生徒)、商店会、NPO、企業、行政等と連携した地域課題解決の検討

・ 於:山元小学校コミニュティハウス、3月13日(日) 9時30分〜11時30分

■開催概要■

名称:地域課題解決に向けた「IoT×ソーシャルサービス開発アイデアソン」
日時:2016年3月24日(木) 11時~17時
場所:さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3-61)
費用:2,000円(ランチ・フリードリンク・茶菓子付き)学生500円
主催:地域課題解決インフラサービス開発検討委員会(東京電力株式会社、ソフトバンク株式会社、ベイシスイノベーション株式会社、株式会社137、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)
後援:横浜市経済局
事務局:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
申込方法:このページで「参加する」を押していただくか、メール yokohamaopendata@yokohamalab.jp まで「3/24アイデアソン参加希望」と書いてお送りください。