7月から横浜コミュニティデザイン・ラボでインターンをすることになった大学院2年生の鈴木ゆりりです。どうぞよろしくお願いいたします。

7月12日(水)に開催された「政策デザイン勉強会Vol.46:地域から社会に役立つサービスを生み出す『横浜型リビングラボ』の展開を考えるPART2」について、報告します。

まず、リビングラボとは何でしょうか? 以下のような機能を持つ「参加型の場」であるようです。

“多様なステークホルダーが集う参加型の場で、最先端の知見やノウハウ技術を参加者から導入し、オープンイノベーション・ソーシャルイノベーションを通して、長期的視点で地域経済・社会の活性化を推進し、社会問題の解決を志向していくための仕組み”
社会課題解決の「場」としてのリビングラボの可能性〈前編〉

リビング・ラボには、「住民(ユーザー)」「企業(多業種)」「行政」「大学」等、多様なステークホルダーが参画し、テーマ/課題に応じた「検討⇒開発⇒評価」を繰り返し行いながら、モノやサービスあるいは行政施策等を共創していくことが一つのモデルとされている。

日本版Living Labの探究~新たな事業開発/社会参加の形

今回の「リビングラボ」勉強会第2弾は「PDS(パーソナルデータ・ストア)のリビングラボとしてのあり方」(⽯垣⼀司さん=株式会社富⼠通研究所 セキュリティ研究所 特任研究員)「「子育てママリビングラボの採点表」(藤本孝さん=ソーシャルビジネスデザイン研究所代表、合同会社たまプラ・コネクト・シェアカル担当)、「横浜リビングラボネットワークの構想について」(小泉秀樹さん=東京大学まちづくり研究室教授)という3つの発表から、「横浜型のリビングラボのあり方」を考えるという内容でした。

 

 

私としては、地元・青葉区のたまプラーザの事業を聞こうと意気込んでいたのですが、人生初の受付業務でお話が頭に入ってこず…(慣れない作業でテンパってました)。インターン開始早々失態です。そのような中で、やはり地元の話がでてくると、なんだか嬉しい気持ちになります。栄区の事例も紹介され、同じ横浜市なのに「やはり青葉区とは違うなぁ」と、自分のアイデンティティの範囲を探りつつ聞いていました。

一見すると、さまざまな役割がある「リビングラボ」ですが、今後どのように普及していくのか注目していきたいと思います。当日は受付で、来場者の方々とご挨拶をする中で、大学教授やNPO、企業、行政の方々など様々な分野の方がリビングラボについて興味・関心を抱いていることを知りました。

勉強会終了後には名刺交換が交わされ、新たな繋がりが作られていました。大学で受けている授業では、社会がよりよくなるまちづくりとして、行政・民間企業・市民との連携が重要だと教えられますが、垣根を超えた交流がまさに目の前で行われ、ネットワークが広がる様子をリアルの感じることができました。「このような場が、新たな繋がりと発想を生んで、一つのアイデアがどんどんユニークな形になっていくのだなぁ」と、勉強会のような場の役割の重要性も改めて感じました。