48回目となる「政策デザイン勉強会」では、文化資源を生かした社会的・経済的価値の創出のためのアプローチについて考えます。ゲストに、文化庁 文部科学戦略官 文化庁長官官房 文化経済戦略特別チーム参事官の榎本剛さんをお招きします。
今回の勉強会では、榎本さんに、「文化ストック」の継承・発展と創造により社会的・公共的な価値と経済的価値を創出する「文化資源を生かした社会的・経済的価値の創出」に向けた、国の取り組みについてお話しいただきます。
2016年6月に閣議決定された「日本再興戦略2016」では「2025年までに、文化GDPを18兆円(GDP比3%程度) に拡大することを目指す」 としており、観光・産業・まちづくり・福祉・外交等の様々な関連分野との連携を強化することにより、文化GDPの拡大や、「稼ぐ」文化への展開などにも取り組んでいくこととしています。「文化経済戦略特別チーム」のメンバーには、文化庁職員の他、関係府省庁、大学、地方公共団体、民間からの出向者も含まれており、文化関連施策を横断的に取り扱うことができるようにしています。
また、後半のディスカッションでは、横浜の広い意味での「文化」をつくっていくための地域資源の一層の活用や、地域愛を持つ市民・企業等の参加の仕組みづくりを促進するために、「文化」「経済」「観光」「地域振興」等の政策を総合的に推進していくための地域活性化・ブランド力向上に寄与する具体的な案件の創出について考えてみたいと思います。

<進行>(案)
1.趣旨説明 19:00~
2. 横浜市のオープンイノベーションの動向  19:05〜
・調整中
3. 講演2:「文化資源を生かした社会的・経済的価値の創出」※タイトル調整中 19:30~
・榎本剛氏(文化庁 文部科学戦略官 文化庁長官官房 文化経済戦略特別チーム参事官)
4.横浜市内の取組紹介・話題提供(各5分) 20:10〜
1)「関内外OPEN!9について」
・杉崎栄介氏(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団 アーツコミッション・ヨコハマ担当)
http://kannaigai.yafjp.org/
2)「横浜セントラルタウンフェスティバル“Y159”について」(仮)
・松本紀明氏(リスト株式会社 広報・宣伝部 課長)
3)「みなとみらい21地区のエリアマネジメントについて」 ※タイトル調整中
・渡辺広臣氏(一般社団法人横浜みなとみらい21 部次長 事業推進課担当課長 エリアプロモーション担当)
4)「大川印刷の取り組みについて」
・梶原緑氏(株式会社大川印刷 営業部 サブリーダー)
5)「日本大通り活性化委員会の取り組みについて」
・小嶋寛氏(日本大通り活性化委員会 事務局長)
6)「横浜市花『バラ』を通じた文化発信について」
・山下文江氏(一般社団法人ブルガリアンローズ文化協会 理事長)
http://www.townnews.co.jp/0114/2017/08/03/392822.html
5.ディスカッション 20:40~
6.コメンテーターコメント/まとめ 21:05
7.お知らせ  21:10~

<実施概要>
テーマ:文化資源を生かした社会的・経済的価値の創出のためのアプローチを考える
日時:2017年9月22日(金) 19時00分〜21時15分(18時30分開場)
場所:横浜市開港記念会館 6号室(横浜市中区本町1-6)
参加費:500円(資料代)
主催:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
協力:オープンイノベーションプラットホーム横浜(調整中)
申込:以下のfacebookページで「参加する」を押していただくか、info@yokohamalab.jpまで、件名「9/22勉強会参加希望」と書いて送る。
https://www.facebook.com/events/114972339199376/
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【参考】
文化経済戦略特別チームについて
平成29年3月1日
文化庁
1.チームの位置付け
○ 現在、政府においては、
① 2020年以後の外国人観光客リピーターの増加や、文化資源の魅力創造・発信による地域活性化・ブランド力向上等を目指した、観光・産業・まちづくり・福祉・外交等様々な関連分野との連携強化により文化の力を最大限活用する政策の調整、
② 2020年東京大会の文化の祭典である文化プログラムの的確かつ着実な実施とその機運醸成、
が求められている。

○ このため、これまでの文化庁における文化振興にとどまらず、オリパラをはじめ、まち・ひと・しごとや観光など、内閣官房や各府省等が行う文化関連施策を横断的に取り扱い統合強化した上で、経済拡大戦略のためのプランを策定していくことが必要となっている。
こうした総合的な企画調整を進めていくためには、内閣官房の協力を得ながら、文化庁の枠組みを越える相応の体制を整える必要があり、関係府省庁の職員が参集したチームをつくることとした。

○ チームの職員は、内閣官房副長官補付となり、平田内閣官房参与及び宮田文化庁長官のもとで、文化庁内で業務を遂行する(本年3月1日発足)。

2.チームの主な業務
○ (1)「稼ぐ」文化への展開、(2)文化プログラムの推進、(3)上野「文化の杜」新構想、等のプランの策定。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/sokai/sokai_16/70/pdf/shiryo2_2.pdf______________________________________________________________
第4次産業革命推進の鍵となる人材力・イノベーション基盤力の強化
「文化資源を生かした社会的・経済的価値の創出」
(平成29年5月12日 松野文部科学大臣 提出資料)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai8/siryou6.pdf______________________________________________________________

▽平成28年(1月~12月)の観光集客実人員は3,614万人、観光消費額は3,195億円
「平成28年度横浜市観光動態消費動向調査」を基に推計(平成29年4月28日文化観光局観光振興課 記者発表資料)
http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/kancon/kanko/data/pdf/shihyo28.pdf
▽【緊急フォーラム】 5/10 横浜から発信する官民データ活用とオープンイノベーション リポート(当日投影・配布資料)
http://yokohamaopendata.jp/2017/04/23/0510forum/

*「政策デザイン勉強会」について
様々な主体の連携により、地域の具体的な課題や、課題解決のための国内外の先進的な政策の情勢などを知り、未来の街の姿を広い視野でとらえ、政策決定のプロセスに市民が参加していくための仕組みや仕掛けを考えるための勉強会を不定期に開催しています。
http://bit.ly/seisakudesign