ラボスタッフの山根です。
ラボで、東北復興支援の情報発信をしていることもあり、5/2、岩手県の大槌町に行ってきました。
(大槌町の位置はこちら
私は、去年7月、今年2月に続き、3回目の大槌町訪問です。この日はほぼ終日、ラボインターン、大西 智樹くんと一緒に行動しました。

大槌町に到着するや否や、大槌北小学校「福幸きらり商店街」隣接の100人泊まれる簡易宿泊施設きらりベース」の見学。
案内人は、遠野まごころネット高橋 和氣さん。校舎の2階部分の、教室を宿泊部屋、理科室を談話室、図書室を情報発信室にしたい、と考えているとのこと。
そこで偶然、ジャーナリスト教育センター藤代 裕之さん、木村 愛さん、ボランティアインフォ北村 孝之さんと遭遇!せっかくなので一緒に、大槌町役場へ。

大槌町役場・中央公民館では、Facebookで知り合った、役場職員、平舘 豊さん、長瀬 和則さん、と対面。以前と今の大槌町の様子を、6人でざっくばらんに話し合いました。
町役場の役員が、半数以上犠牲になった大槌町。震災発生後リーダーとなったのは、役場OBや町内で元々リーダー格だった市民。小さな町で、顔の見える関係が多いので、決めごとを作らなくても、市民みんなが自然と協力して、コミュニティを再生していっているとのことでした。


【大槌町役場・中央公民館前、城山公園にて。左から、藤代さん、長瀬さん、平舘さん、山根、大西さん、北村さん/撮影:ジャーナリスト教育センター・木村さん】

その後は、個人的に非常に興味のある「おおつちありがとうロックフェスティバル」の打ち合わせにも同席させていただき、「大槌STANDING STANDING」のシモタマリさん、上野 拓也さんとお話させていただきました。
ロックフェスでの神奈川からのボランティア派遣の可能性についてお伺いしたところ、「このフェスティバルは、大槌町から日本全国、世界へ、『ありがとう』を伝えるためのもの。だから、可能な限りすべて地元のリソースでやりたい」という強い思いがあるとのこと。
なので、ロックフェス参戦ツアーなどを組んでもらう方が有難いとのお返事でした。

お昼は、「おらが大槌夢広場」が運営している「おらが大槌復興食堂」で、「がっつら丼」をいただきました!

その後、ショッピングモール「シーサイドタウンマスト」内にある、おおつちさいがいFMを訪ね、アポなしだったにも関わらず、女性パーソナリティーの金崎 伊保子さん、三浦 優子さんにお話を伺うことができました。
3月31日に開局したばかりの「おおつちさいがいFM」。運営はNPO法人「ぐるっとおおつち」、神戸・長田のFMわぃわぃがサポートしています。
スタッフは、「アナウンサー」という職種での募集だったのに、蓋を開けたら、番組作り、取材、ラジオ局の設営から放送のミキサーまで、すべてをスタッフの手づくりで行わなくてはならなかったこと。毎日初めてのことばかりで大変だけれど、その分愛着もあるし、楽しいと話していました。
金崎さんの「大槌の私たちにできるお礼は、私たちが元気になること。ラジオが、みんなが元気になるための種になればと思ってます。」という言葉が印象的でした。

「おらが大槌復興食堂」にもどり、地元大槌を学ぶ=「大槌学」、をコンセプトにした「ひょっこりひょうたん塾」担当の阿部 智子さんと、先日開催した「湧水ツアー」のお話を中心とした、6月に正式開講する「ひょっこりひょうたん塾」のお話をうかがいました。
ここでは、3月に野毛で開催した「大槌支援カフェ」にトークゲストとして参加していただいた、「おらが大槌夢広場」代表理事、阿部 敬一さんとも再会。固い握手を交わしました!

大槌北小学校「福幸きらり商店街」の中にある「きらり駅」には、Macが2台、無線LANも飛んでおり、コワーキングが可能。自分PCを開いて、しばし作業できました!
その間にも、きらり駅駅長、吉田 秀敏さん、同メンバーの、中村 尚さん、防災科学研究所ボランティア、川口 日出樹さんとお話。大槌を元気にするメンバーたちです。

帰りは、大槌バイパスローソンから夜行バス、「けせんライナー」に乗り、一路秋葉原まで。
GWの為増便していたバスは、3列ではなく、ボラバスと同じく観光バスタイプの4列シートでした(涙)。
駆け足の大槌滞在でしたが、たくさんの人に会えて、有意義なものになったと思います。