2014年6月2日

特定非営利活動法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
アクセンチュア株式会社

 

横浜コミュニティデザイン・ラボ、アクセンチュアの協力のもと、
地域の社会的課題解決を支援する市民参加型ウェブプラットフォーム
「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を構築

  地域の社会的課題やNPO法人などの支援団体の取り組みを可視化
市民参加を促すことで新しい公共の仕組みをつくるウェブプラットフォームが稼動開始

 

特定非営利活動法人横浜コミュニティデザイン・ラボ(事業所:神奈川県横浜市、代表理事:杉浦 裕樹、以下横浜コミュニティデザイン・ラボ)とアクセンチュア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:程 近智、以下アクセンチュア)は、155回目の開港記念日にあたる2014年6月2日に、横浜市内の地域課題を市民参加型で解決していくウェブプラットフォーム、「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を構築し、予告サイトの稼動を開始したことを発表します。

このウェブサイトは、横浜市が抱える様々な地域課題を3Dマップ上に表示するなど分かり易く可視化し、実際に課題に取り組むNPO法人などの団体や事業者の実際の活動内容を紹介していくことで、不安定な就労状態にある若者層の増加や、生産年齢人口の減少、家族機能のスリム化、空き家・空き店舗の増加といった地域の社会課題に対する市民の関心や活動への参加を促していくものです。

ウェブサイトとして立ち上がる「LOCAL GOOD YOKOHAMA」では、「Google Earth」を使った横浜市18区別、または横浜市全域にある課題やその課題への取り組みを紹介する機能や、市内のオープンデータを「インフォグラフィック」や「データビジュアライズ」などで表示する機能、さらには地域のニュースやイベント、調査レポートなど横浜について詳しく知るためのコンテンツなどを用意しています。

市内の企業経営者や一般市民に地域課題解決の必要性を認識してもらい、資金提供やスキル支援のなどの協力を促していきます。 さらに本年9月以降、各課題解決に向けた各活動への市民の参加が実際に可能になる機能も追加されていく予定です。ウェブサイト上では、横浜市の地域課題解決に取り組むプロジェクトに対して「クラウドファンディング」による寄付を行う資金調達機能、および自身の時間・能力を直接役立てるためのスキル登録・マッチング機能を用意し、地域市民が中心となって課題を解決していく、”新しい公共”の仕組みを目指します。

なお、本ウェブプラットフォームはコミュニティデザイン・ラボが企画し、運営していくもので、アクセンチュアは、サイトの企画・構築をプロボノ(社員の時間とスキルを無償で提供する取り組み)で行いました。今後、サイトの仕組みが円滑に機能し、定着化するまで運用面でもプロボノ支援を行っていきます。

アクセンチュアは横浜コミュニティデザイン・ラボとともに、多様なセクターとの協働のもと、「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を「課題とチャレンジャーが見える・多様な市民が地域づくりに参加できる」プラットホームに育てていきます。 横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事 杉浦 裕樹は次のように述べています。「税金を払っていれば、大部分の社会サービスを自治体にまかせることができた時代が終わろうとしています。横浜も例外ではありません。さまざまな課題を抱えていますが、多くの市民は、自分たちのまちの状況をなかなか知ることができません。今回つくる”ローカルグッド”という場は、横浜市のデータを活用して、課題をわかりやすく伝え、”地域のよいこと”に出会い、アクションを生み出す仕組みです。この横浜をよりよくしていくことを、多くの市民に”自分たちごと”にしてもらうための取り組みをオンラインでもオフラインでも展開していきます」

また、アクセンチュアでコーポレート・シチズンシップ 「若者の就業力・起業力強化」プログラムのリードを務めるテクノロジー・コンサルティング本部 インフラストラクチャ・アウトソーシング 統括 マネジング・ディレクター 市川 博久は、次のように述べています。「就労支援・雇用創出の取り組みを全国規模に拡大し、社会的インパクトのある成果に結び付けていくためには、良質なプログラムとそれを実行するための資金・スキル調達を支援する仕組み、そして地域課題解決に取組む市民同士が課題やノウハウを共有できるネットワーキングの場が欠かせません。アクセンチュアは、ビジネスで培ったITに関するノウハウや経験を活用して、市民が地域課題解決のために高いパフォーマンスを発揮できるよう支援していきます。」

若者の就業問題をはじめとした地域課題が複雑化・多様化する一方で、地域財政は社会保障費の増加に伴い厳しい状況に立たされています。そのため、これまでの行政主体の公共に加え、地域市民が中心となって課題を解決してく、”新しい公共”が求められています。LOCAL GOOD YOKOHAMAは、こうした新しい公共が機能するために「資金」・「人的リソース」の流れを生み出すような地域コミュニティ経済および、それを支えるプラットフォームとなることを目指していきます。

“LOCALGOOD YOKOHAMA”稼働スケジュールについて

zu1第1期(2014年6月2日β版稼動開始、6月12日コンテンツ公開)
①課題を集める:地域市民の声を吸い上げ、それらを地域課題としてまとめる機能
②課題が見える:集めた地域課題をGoogleEarth上で閲覧でき且つ、オープンデータと連携した定量的な地域課題指標をインフォグラフィックで分かり易く見せるダッシュボード機能第2期(2014年9月稼動開始予定)
③参加できる :地域課題解決に向けたプロジェクトの検討から実施・評価までを行うクラウドファンディング機能および、自分の得意領域のスキル支援提供を行う機能

 

“LOCALGOOD YOKOHAMA” WEBサイト 画像イメージ
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HOME                                          GooglEarth                                        インフォグラフィック

6月2日公開のLOCAL GOOD YOKOHAMA予告サイト画面

6月2日公開のLOCAL GOOD YOKOHAMA予告サイト画面

http://yokohama.localgood.jp

“LOCALGOOD YOKOHAMA” 運用管理体制
運営主体:特定非営利活動法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
特別協力(プロボノ):アクセンチュア株式会社
協力: 横浜市政策局
GoogleEarthコンテンツ監修:首都大学東京 渡邉英徳研究室
インフォグラフィクス制作:NDC Graphics
データビジュアライズ制作:矢崎 裕一(Code for Japan)
デザイン監修          : 阿部 太一(デザインオフィスGOKIGEN)


横浜コミュニティデザイン・ラボについて

特定非営利活動法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」は、「ヨコハマ経済新聞」「港北経済新聞」の運営など、地域情報化の視点からまちづくり活動に取り組んでおり、横浜の地域資源(ヒト/組織/拠点/制度/プロジェクト等)を市民の共有財として、まちづくりに活用する仕組みを研究する団体です。まちづくりに関する産官学が連携したイベントのコーディネート、横浜の地域情報を発信するインターネットメディア媒体運営、地域活性に寄与する起業家が集うCo-Working Spaceの運営等、事業は多岐にわたります。 横浜市民を中心とした地域住民に対して、新しい街づくりの研究・実践機会を提供することを通じて、地域コミュニティを新しくデザインすることに関する事業を行い、横浜市民及び広く一般市民の公共の利益の増進に寄与することをミッションとしています。
横浜コミュニティデザイン・ラボ  https://yokohamalab.jp/

アクセンチュアについて
アクセンチュアは、経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスを提供するグローバル企業です。約28万9千人の社員を擁し、世界120カ国以上のお客様にサービスを提供しています。豊富な経験、あらゆる業界や業務に対応できる能力、世界で最も成功を収めている企業に関する広範囲に及ぶリサーチなどの強みを活かし、民間企業や官公庁のお客様がより高いビジネス・パフォーマンスを達成できるよう、その実現に向けてお客様とともに取り組んでいます。2013年8月31日を期末とする2013年会計年度の売上高は、286億USドルでした(2001年7月19日NYSE上場、略号:ACN)。

アクセンチュアの詳細は www.accenture.com を、アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jp  をご覧ください。

アクセンチュアの企業市民活動 (コーポレート・シチズンシップ)について
アクセンチュアは近年の自然災害や経済危機などで不透明感を増すグローバル経済の中で、最も重要な鍵を握るのは人材であると考えています。未来を切り拓いていくのは、よりよい社会を作り上げるために役立ちたいという意識とスキルを持つ人々です。こうした考えのもと、アクセンチュアでは「Skills to Succeed(スキルによる発展)」というグローバル共通テーマを掲げ、教育や人材育成の機会を提供することを通じて、多様な人々の経済活動への参加と発展を支援するための社会貢献活動を展開しています。

日本においても、グローバル化や少子高齢化、労働人口の減少などの社会の構造的な変化のなかで持続的成長を保っていくためには、働く意欲のある全ての人々に経済活動への参加機会を最大限提供し、スキルの向上を通してより高いレベルでの能力発揮を支援していく地道な取り組みが必要であると考えています。

このような視点に立ち、日本国内でのSkills to Succeedの活動としては、「次世代グローバル人材の育成」「若者の就業力・起業力強化」「人材ダイバーシティの促進」という3つの領域を中心に取り組みを進めています。各領域においては、豊富な経験を持つ非営利団体(NPO)と協業しつつ、プロボノ(社員の無償業務派遣)と社員ボランティアにより多くの弊社社員が活動に参画しています。これからもアクセンチュアの持つ様々なノウハウを最大限に活かしながら、企業市民としての責任を果たして参りたいと考えています。
コーポレート・シチズンシップ「若者の就業力・起業力強化」プログラム担当リード :市川 博久 http://www.accenture.com/jp-ja/company/Overview/Pages/corporate-citizenship.aspx

【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
アクセンチュア株式会社 マーケティング・コミュニケーション部
城下 洋輔 TEL: 045-330-7157(部門代表) Email: yosuke.shiroshita@accenture.com

横浜コミュニティデザイン・ラボ 事務局
佐橋 加奈子 TEL: 045-664-9009(部門代表) Email: sahashi@yokohamalab.jp

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地域課題解決に向けた市民参加を促すプラットフォーム

「LOCAL GOOD YOKOHAMA」の稼動開始に関する記者発表会のご案内

 特定非営利活動法人横浜コミュニティデザイン・ラボとアクセンチュア株式会社は、横浜の地域課題を可視化し、課題解決に取り組むプレイヤーを紹介するサイト「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を6月2日より稼動開始、6月12日からコンテンツを公開致します。つきましては以下の要領で記者発表会を開催することとなりました。是非、この機会に当記者発表会にご参加いただきますようお願い申し上げます。

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開催日時:2014年6月12日(木) 16:00~17:00(15:30 受付開始)
会場:ヨコハマ創造都市センター 3F(横浜市中区)

アジェンダ:

16:00~16:10 オープニング
– NPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事 杉浦裕樹
16:10~16:30 アクセンチュア活動紹介/ “LOCAL GOOD” 取組み概要説明
– アクセンチュア株式会社 IT アウトソーシング マネージング・ディレクター兼、コーポレートシチズンシップ推進室 若者の就業力・起業力強化チーム責任者 市川 博久
16:30~16:45 “LOCAL GOOD YOKOHAMA” サイト紹介
– NPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボ理事 宮島真希子
16:45~17:00 質疑応答
– NPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事 杉浦裕樹
– アクセンチュア株式会社 IT アウトソーシング マネージング・ディレクター兼、コーポレートシチズンシップ推進室 若者の就業力・起業力強化チーム責任者 市川 博久

※第2部 18:30~21:00 にて公開セッションイベントを開催します

公開セッション実施概要
日時:6月12日(木) 18:30〜21:00 (18:00開場)
会場:ヨコハマ創造都市センター 3Fホール
主催:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ アクセンチュア株式会社
共催:ヨコハマ創造都市センター
後援:横浜市政策局

詳細・参加申込は以下のフェイスブックイベントページから
https://www.facebook.com/events/310518572464824/

【アクセス】
ヨコハマ創造都市センター
http://ycc.yafjp.org/access
みなとみらい線「馬車道駅」 1b 出口[野毛・桜木町口(アイランドタワー連絡口)] JR・市営地下鉄「桜木町駅」徒歩 5 分 JR・市営地下鉄「関内駅」徒歩 7 分