8月7日、「地域のリデザインとリビングラボ 概論:横浜国大×横浜市政策局 社会デザイン・フューチャーセッション『地域社会をリデザインする』」に、横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事の杉浦が登壇し、まちづくりNPOの視点から市内のリビングラボ事例を紹介しました。

本セッションは、横浜国立大学の「地域連携推進機構(YNU/ローカル・ブランド・ラボ)」のもと、リビングラボを切り口に地域づくりを横浜国立大学学生と一緒に学ぶというプログラムで、8月7日から10日までの4日間、講義やフィールドワークなどのインプット、ワークショップや発表などのアウトプットを行うという企画です。

参考:「地域連携推進機構(YNU/ローカル・ブランド・ラボ)」

http://www.chiiki.ynu.ac.jp/hus/chiiki/19656/

登壇したのは、横浜国立大学の藤原徹平准教授、横浜市政策局共創推進課の関口昌幸さん、横浜コミュニティデザイン・ラボの杉浦裕樹、市民セクターよこはまの吉原明香さん、太陽住建の河原勇輝さん、建築家の冨永美保さんなど、リビングラボ実践者の方々。

行政や中小企業、NPO、建築などそれぞれの立場からリビングラボの現状や取り組み・今後の展望が紹介され、初めて「リビングラボ」という単語を聞いた学生でも、大枠が把握できるイベントなったのではないかと思います。

のべ50人ほどが集まり、熱心に登壇者の話を聞いていました。

人口減、空き家の増加など様々な”地域課題”が強調され、改めて「何とかしなければ」という危機的感覚を抱きますが、地域の担い手を始め分野をまたいだセクターが協働するためのツールとして「リビングラボ」が期待できるのではないでしょうか。

4日間の詳細は以下の通りです。

DAY-1:「地域のリデザインとリビングラボ 概論」
日時:8月7日(火)13:30〜17:00
場所:横浜国立大学 経済学部 2号棟ラーニングラウンジ
http://www.ynu.ac.jp/access/map_campus.html

DAY-2:8月8日(水)14:00〜17:00
フィールドワーク【非公開】
「井土ヶ谷リビングラボを取り巻くソーシャル曼荼羅を可視化する」
@UDCI(井土ヶ谷アーバンデザインセンター)
グループ(10数グループ)にわかれて井土ヶ谷リビングラボに関わる地域資源(小学校、ケアプラザ、高校、町内会、NPO等)をヒアリングし、その後、井土ヶ谷アーバンデザインセンターで、それぞれのグループ調査の成果を発表し、全員で共有化する

DAY-3:8月9日(木)14:00〜17:00
フューチャーセッション【非公開】
「新しい井土ヶ谷リビングラボをデザインする」
@UDCI(井土ヶ谷アーバンデザインセンター)
フィールドワークの結果などを参考にして、現在、整備中の「新・井土ヶ谷アーバンデザインセンター」の空間や機能を中心に井土ヶ谷リビングラボの今後のあり方について、ワークショップを行う。
※希望者のみ夜のフューチャーセッション 18時30分 @井土ヶ谷アーバンデザインセンター

DAY-4:8月10日(金)15:00〜18:30
グループワーク+発表【公開】
「リビングラボから構想する新しい地域社会」
@横浜国立大学 経済学部 2号棟ラーニングラウンジ
井土ヶ谷リビングラボを題材して、リビングラボの取組から構想する新しい地域社会のあり方について、話し合い、提案します。
発表17:00〜18:30
発表後、懇親パーティ

学びが盛りだくさんの本企画。学生さんたちの将来につながるといいですね。