さくらWORKS<関内>で3月10日、横浜コミュニティデザイン・ラボ、インターンシップ生たちによる読書会の第4弾を開催します。『外国人墓地に眠る人々』(有隣堂新刊)の著者・斎藤多喜夫さんをゲストにお招きし、お話を伺い、実際に外国人墓地に出向きフィールドワークへ向かいます。イベントの後は斎藤先生のおすすめのお店で交流会も企画しています。

横浜山手の風景を想像してみてください。小高い丘に点在するモダンな西洋建築。都市部の喧騒から逃れた穏やかな雰囲気。映画『コクリコ坂から』のイメージ。そして、その場所で静かに眠る横浜外国人たちの墓地ー。
横浜開港以来、横浜山手に生活の拠点をおき、生涯をその地で終えた外国人たち。彼らは歴史の教科書なかで、お雇い外国人など「日本の近代化に貢献した人びと」として語られがちです。
しかし、彼らがどのような目的で日本にやってきて、なぜ山手で生活することになったのか。日本の何を好みまたどんな生活をしていたのか。彼ら一人ひとりには「日本の近代化に貢献したした人びと」へ還元できない歴史、血のかよった人生のエピソードがあるはずです。
今回の読書会は、ナビゲーターの斎藤多喜夫さんにと一緒に彼ら一人ひとりの人生の物語に迫ります。
私たちと一緒に、横浜外国人墓地にひっそりと眠る彼らの物語を聞いてみませんか?

【日時・場所】
3/10(日) 14:00~17:00
さくらWORKS<関内>
横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
https://yokohamalab.jp/sakuraworks

【タイムテーブル】
14:00 ナビゲーター・斎藤多喜夫さんのレクチャー
⇒テーマ:「横浜外国人墓地に眠る人々の人生のエピソードに迫る。」
15:00 オーサートーク
⇒ハマブクスタッフとの質問形式のトーク
15:30 横浜外国人墓地巡り
⇒ナビゲーター斎藤さんと一緒に実際に横浜外国人墓地を巡ります。
17:00 解散
(その後、希望者たちとの横浜中華街の中華料理店「菜香新館」での食事会を考えております。)

【参加費】1500円(食事会費は別途。)

【参加方法】
参加いただける方は、
http://www.facebook.com/events/453853828021327/
から参加表明頂くか、
info@yokohamalab.jp
まで「3月10日 ハマブク読書会vol.4参加」という件名でお送りください。その時、食事会に参加される方は、「食事会参加希望」とメッセージを添えてださい。

【連絡先】
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
info@yokohamalab.jp
TEL 045-664-9009(9:00~21:00)

【参考図書・資料】
『横浜外国人墓地に眠る人々』(斎藤多喜夫 著、有隣堂)
『東京横浜今昔―歴史群像シリーズ―』(斎藤多喜夫 著、吉川弘文館)
『幕末明治横浜写真館物語―歴史群像シリーズ―』(斎藤多喜夫 著、吉川弘文館)
『一外交官の見た明治維新』(A.サトウ 著、岩波文庫)

【ナビゲーター】
斎藤多喜夫さん
横浜開港資料館・横浜都市発展記念館元調査研究員
著書に『幕末明治 横浜写真館物語』、共著に『図説横浜外国人居留地』、『文明開化期の横浜・東京―古写真でみる風景』など。

【ハマブクとは】
ハマブクとは、「Yokohama Book Community News」の略称。「本をキーワードに横浜を探索する」をテーマに活動する横浜コミュニティデザイン・ラボのインターンシップ生たちによる団体。主にニュースの発信や読書会などのイベント企画をしています。
ハマブク読書会とは、その読書会に足を運べば、少し真面目なことや難しいことを考えたくなるような「場」の提供し、「横浜」の文化・知の拠点になるようなブックコミュニティを作ることを目的にした読書会。
メンバー:渡邊司馬、大西智樹、室賀ゆり子
▽ハマブク-横浜を本で探索?
http://www.facebook.com/yokohamabookcommunity