1年3カ月・2万キロ、ペダルをこぎ続けた自転車旅で見つけたものは…
在日3世として生まれ、自分の人生を覆う見えない霧を振り払うために、「上海からポルトガルのロカ岬まで自転車で行く」という途方もない決断をして、ペダルをこぎ続けた金泰俊(キム・テジュン)さんの旅の記録

金さんは、在日コリアン3世として横浜に生まれました。
小学校の時からNPO法人在日外国人教育生活相談センター・信愛塾(横浜市南区中村町)に関わり、さまざまな活動をしてきました。この本は、信愛塾OBの金さんの挑戦を、信愛塾が本として自費出版したものです。

https://www.at-yokohama.net/news/4552​

金さんは30歳になった2011年4月、相棒の自転車とともに日本を発ちました。 30歳で挑戦したのは、ユーラシア大陸をガイドブックもパソコンも持たず、極寒や猛暑の中をひたすら走り、たどり着いた街で地図を求め次の街へと向かう過酷な旅でした。

何のために?

「明日はどこまで行こうか-ペダルで越えたユーラシア」(信愛塾文庫刊)の著者・金泰俊さんをお迎えし、余計な自分を剥ぎ、己と向き合うためにひたすら2本の足で走り続けた1年3カ月、様々な土地での人とのふれあい、そのなかで見つめた自分のこと…。「旅行記」という枠を超え、在日3世としてのアイデンティティや、様々な出会いの中での自己との対話もテーマになっている臨場感あふれる旅の記録について、貴重な写真とともに、お話を伺います。

聞き手:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ・村岡福蔵さん
https://yokohamalab.jp/archives/19165

コメンテーター杉浦裕樹より

  • 在日3世として横浜に生まれ、「見えない霧」を振り払うために上海からポルトガル・ロカ岬まで2万キロをペダルで越えた金泰俊さん。
    その旅の記録は、単なる冒険譚ではなく、アイデンティティと向き合い続けた、きわめて個人的な問いの記録でもあります。
  • 横浜コミュニティデザイン・ラボでは、「人権・DE&I(多様性・公正・包摂)」の取り組みを、派手ではなくとも地道に続けてきました。「在日」であること、異文化の境界を越えること、自分が何者かを問い直すこと——金さんの旅と著書には、私たちがこのまちで大切にしてきたテーマが、すべて詰まっていると感じています。
  • コメンテーターとして、そのあたりのことも率直に金さんに聞いてみたいと思っています。まちで活動する人、自分のルーツと向き合っている人、「いつか」を先送りにしている人に、ぜひ来ていただきたいトークです。
  • 4月10日(金)18:30〜、泰生ポーチFRONT(横浜・関内)。本をまだ読んでいない方も大歓迎。22歳以下は無料です。学校・仕事帰りにふらっとお越しください。

◇開催概要
日時:4月10日(金)18:30〜20:30
会場:泰生ポーチFRONT(横浜・関内)
ゲスト:金泰俊さん
紹介本:『明日はどこまで行こうか ―ペダルで越えたユーラシア―』信愛塾文庫第6集 1,500円(当日販売あり)
参加費:500円(ドリンク付、22歳以下無料)
申し込み https://peatix.com/event/4943067/view

◇ゲスト・プロフィール
金 泰俊(きむ・てじゅん)

1983年神奈川県横浜市生まれ。小学生時代に信愛塾との出会いがありました。2011年4月、30歳を前に「日本を離れ、上海からポルトガルのロカ岬まで自転車で行こう」と決意し、信愛塾の仲間に見送られ、13カ月をかけてユーラシア大陸2万キロ超をペダルで走破しました。『明日はどこまで行こうか ―ペダルで越えたユーラシア―』は、自身の子どもへの「ギフト」として手作り文庫本から始まりました。

(画像:ユーラシア大陸旅を本に 南区平楽出身、金さん _ ニュース一覧 _ かながわ 横浜観光ならアットヨコハマ【公式】より)
https://www.at-yokohama.net/news/4552​


◇信愛塾の王遠偉(ワン・ユェン・ウェイ)さんのメッセージ
2008年、両親に呼び寄せられ来日しました。言葉や文化、何も分からずに近所の中学校に転入しました。学校では授業中、寝ることが私の日課でした。休み時間はトイレの個室に駆け込み、そこは私にとって唯一心が落ち着ける場所でした。そんな時、私は信愛塾に出会い、ボランティアをし、色々な経験をつみ高校、大学、大学院まで進学し、民間企業に就職しました。しかし、私にとって信愛塾は大切で、忘れられない場所でした。そこで私は4年間勤めた企業を辞め、信愛塾の正職員として戻ってきました。私がかつて信愛塾でお世話になったように、今度は私が子ども達に何かをする番に。子ども達は本当に色々悩んでいます。私も悩んでいました。そんな信愛塾の先輩であるテジュンさんもたくさん悩んで、どんな思いの中で生きてきたのか、そして何故旅に出ようと思ったのかを聞いてみたいと思います。

◇団体紹介:NPO法人在日外国人教育生活相談センター・信愛塾 (横浜市南区中村町)
在日外国人の子どもたちを対象に、学力保障のための補習クラスや母語クラス、日本語クラスや子ども会など交流活動行うとともに、保護者や家族を対象とした教育・生活・人権に関する相談事業を多言語・無償で行っています。

在日コリアンの子どもたちが自らの文化に誇りを持ち、基礎学力と進路を保障されながら自立していくことをめざして1978年秋に始まった活動は、現在、年間1000件を超える相談に伴走するなど、「在日外国人と日本人が出会い、共に支え合い生きる社会」をつくる実践の場として広がっています。

書籍の出版や講演会、学校や自治体向け研修なども行い、地域社会における共生と人権保障の取り組みを継続的に発信しています。「神奈川新聞地域社会事業賞」「横浜文化賞」受賞

▼信愛塾 公式サイト
https://shinaijuku.com
​▼信愛塾文庫 第6集「明日はどこまで行こうか ペダルを越えたユーラシア」
https://shinaijuku.com/bunko-archives/1104/

◇ラボ図書環 ・オーサートークとは

本の著者や編集者などをゲストに迎え、執筆の動機や取材エピソード、テーマへの思いなどを語ってもらう場です。講演を一方的に聞くだけでなく、質疑応答や対話を通じて、著者の思いや作品への理解を深める時間を共有します。
https://yokohamalab.jp/authortalk/

<今後のイベントについて>
【横浜】大人の新歓コンパ

4月12日(日) 16:00〜
新年度のスタートに合わせ、この春から横浜で働く方に向けて、学生時代の「新歓コンパ」の社会人版です♪参加対象は、新年度のスタートを切った横浜初心者から、横浜に以前から住んでいて「今年は横浜で何かチャレンジてみよう!」という方まで、どなたでも!地域のオススメプロジェクトやグループなどを紹介します。説明を聞くだけでなく、交流も楽しみながら、横浜での新年度をスタート!
■参加対象:横浜で新しい活動を探している社会人、地域活動やプロジェクトに関わりたい人、仲間やコミュニティを広げたい人
https://yokohama-shinkan.peatix.com/

4/23 オープンナイト関内 Vol.71 〜GREEN×春の夜〜 (アースデイ横浜連携企画)
4月23日(木) 19時〜
偶然出会った人だからこそ、ちょっとしたアイデアを伝えることができる。まずは「口に出す」ことで思わぬ人と出会い、「コト」が動き出す——。そんな魔法がかかる場所を目指して、vol.71を開催します。
関内桜通りにあるコミュニティスペース「泰生ポーチFRONT」で、ネットメディア「ヨコハマ経済新聞」「港北経済新聞」を運営するNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが開催する”つながる”交流会です。に出す春の夜」
「伝えたいこと、やってみたいこと、仲間を探していること」——何でもOK。ジャンル不問、1人3分程度のショートピッチ形式で、あなたの「口に出したいこと」を聞かせてください。飛び入り歓迎!https://www.facebook.com/events/1253707376191542/