コミュニティの中でおだやかに何かをはじめられるきっかけを、いちはやくはじめた先達から会得する、「誰もが何かをはじめたくなる街」深川を舞台にした”Deep East Tokyo」のワークショップシリーズ。
(株)全国商店街支援センターの「平成22年度新たな商店主育成プログラム」の受託事業として開催している「深川東京DETプロジェクト」の一環として、世田谷経堂で「食で社会貢献」をテーマとした「ソーシャルエナジーカフェ」を少ない投資でオープン、穏やかに新しいことをはじめたい人が集まり社会起業界のホットスポットに瞬く間にしてしまった、ソーシャルエナジー株式会社代表の木村知昭さんを迎えて「DETでコミュニティ起業」をテーマに開催しました。

会場としてお借りした、「深川東京モダン館」は、東京・門前仲町にある江東区の観光案内所&ギャラリースペース。 昭和7年、震災復興事業によって生まれた建物「旧東京市深川食堂」をリノベーションした施設でとてもいい空間でした。

当日の参加者は、約20人。ほとんどが地元・深川周辺の方。まずは、木村さんのソーシャルエナジーカフェの活動事例紹介にみな熱心に聞き入っていました。素敵なのは木村さんたちの「人を巻き込む仕掛け」。会社の設立、資本金集め、活動の拠点捜し、拠点で必要な備品の調達、作業所などがつくる商品の調達などなど、ビジネスのさまざまなプロセスで多くの人が参加できる参加の仕組みをつくっています。twitterの活用にも力を入れていてソーシャルエナジーカフェのアカウント@socienecafe?は既に2万数千人のフォロワーを集めています。

当日のtwitterによる実況はこちら

木村さんの講演の後は、3つのテーブルに分かれてワールドカフェ。深川で展開したいソーシャルプロジェクト、新しいあきないづくりのイマジネーションを、参加者の皆さんで共有しました。

特に、これからDETエリアから新しく始める事業形態として、食をメディアとして、料理をする人、素材を持ち寄る人、話題を持ち寄る人が「キッチン」という場に集まり、新たなコンテンツを開発する場所「ソーシャルキッチン」の可能性について、参加者それぞれの意見が集まりました。

ワークショップの後の懇親会では、「ソーシャルエナジーカフェ」によるオリジナルな食を囲み、DETエリアではじめられる新しいコミュニティビジネスの可能性について立食形式で話が弾みました。

ソーシャルエナジーカフェは、福祉・教育・環境・地域/国際交流など社会的・文化的な活動をされている方に拠点を開放して、さまざまなイベントやセミナーを実施しています。
今回は、代表の木村さんのほかに大学生のインターン生2人も参加してくださいました。

○ ソーシャルエナジーカフェ =?http://www.socialenergy.co.jp/

<開催概要>
● 開催日: 2010年12月26日(日曜日) 11:00から (16:00まで交流会)

● 会場: 深川東京モダン館 (地下鉄「門前仲町」駅 徒歩2分)
● 主催 (株)全国商店街支援センター H22年度新たな商店主育成プログラム事業
● 企画・運営 NPO法人 横浜コミュニティデザイン・ラボ
開催の詳細は告知ページで。