政策デザイン勉強会vol.6?
「コミュニティ経済の金融インフラとしてのクラウドファンディングを考える」

欧米では、ICTを活用し、市民から少額の投資を募りソーシャルビジネスを興すことで、社会的課題を解決していくクラウドファンディングの手法が、一般化しつつあります。また我が国においても、東日本大震災以降、被災地復興のための手法として、クラウドファンディングが盛んに採用されるようになっています。

横浜市においても、現在、地域活性化や社会的セーフティネット形成の一環として「コミュニティ経済」の育成・発展について検討しており、その金融インフラとして「クラウドファンディング」に着目しています。

「コミュニティ経済」とは、地域社会の中でモノやサービス、カネの自律的な循環を育み、それによって多様な人々のつながりを築きあげていく。そして、ひきこもりの若者やシングルマザーなど、たとえ様々な困難を抱えた市民であったとしても、孤立することなく、地域社会の中に居場所を見出し、いきいきと自分のペースで働くことを可能にする新しい経済の仕組みです。その仕組みを支える資金循環の基盤を成すものとして「クラウドファンディング」のシステムは魅力的なものであると考えています。

今回、東日本大震災の復興支援などを通じて、クラウドファンディングの仕組みづくりに先進的な取り組みを進めるアクセンチュアコーポレートシチズンシップ推進室の市川さん、坂本さんにご講演を頂き、横浜においてクラウドファンディングの仕組みづくりをどのように進めていくのか考えて行くきっかけにしたいと考えています。

<開催概要>
政策デザイン勉強会vol.6
テーマ:「市民から資金を募りソーシャルビジネスを興すコミュニティ経済の金融インフラとしてのクラウドファンディングを考える」

日時:平成25年2月25日(月)18時30分~20時30分
場所:さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3-61泰生ビル2階)
https://yokohamalab.jp/sakuraworks
対象:市内の社会起業家、企業経営者、NPO法人理事、市職員等(50名程度)
参加費:無料(カンパ制、飲食費実費)

主催:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ https://yokohamalab.jp
共催:横浜市政策局 政策課政策支援センター

参加申込: http://www.facebook.com/events/414795118614276/ より

▽講師
市川博久さん
アクセンチュア株式会社
コーポレートシチズンシップ推進室 マネージング・ディレクター

坂本啓介さん
アクセンチュア株式会社
コーポレートシチズンシップ推進室 シニア・マネジャー

▽進行
1.政策デザイン勉強会について

2.コミュニティ経済におけるクラウドファンディングの意義
横浜市政策支援センターより

3.講演
1. アクセンチュア株式会社 コーポレートシチズンシップについて
?若者の就業力強化チームのミッション
2.クラウドファンディングが登場した社会的背景
3.クラウドファンディングの類型/メリット、および実例紹介
4.クラウドファンディング推進に向けた課題
5.アクセンチュアCSR活動を通じた具体導入事例

4.参加者意見交換

※政策デザイン勉強会とは
様々な主体が、地域の具体的な課題や国内外の情勢を知り、未来の街の姿を広い視野でとらえ、政策決定のプロセスに市民が参加していくための仕組みや仕掛けを考えるための勉強会。
▽これまでの政策デザイン勉強会概要
http://on.fb.me/X40lkt