報道関係者各位

2015/02/19

横浜オープンデータソリューション発展委員会
(理事長・中島洋)

 日頃より、大変お世話になっております。下記の通り、2月21日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(通称・大さん橋)を会場に、インターナショナル・オープンデータ・デイ2015を開催いたしますので、記事などに取り上げていただければ幸いです。

インターナショナル・オープンデータ・デイ2015@横浜
 ~オープンデータからオープンイノベーションへ

オープンデータの祭典「インターナショナル・オープンデータ・デイ」(IODD)が、2015年の今年も、2月21日に世界各国で同時開催されます。横浜では、昨年同様、大さん橋(横浜市中区海岸通1)で開催いたします。昨年は会場規模、参加人数(約150人)ともに世界最大規模での開催となりました。今年も、オープンデータに関係する多彩な取り組みをする市民団体・学校・企業・行政など各セクターの関係者が集い、ワークショップやまち歩き、セミナー、パネルディスカッション、展示などを行います。横浜での開催は3回目となります。
今回の横浜で開催されるIODDのメインテーマは次の3つです。

1 横浜のこれまでのオープンデータの取組を振り返る~故・上野直樹先生を偲んで
これまで横浜のオープンデータの取り組みに尽力して下さっていた東京都市大学教授の上野直樹んが、今年1月に逝去されました。様々な形で市民と行政が協働で進めてきた横浜のオープンデータの活動をリードし、また支えて来た上野直樹先生を偲んで、横浜のこれまでのオープンデータの取り組み、大学が果たす役割などを振り返ります。

2 若者による地域課題の「見える化」と解決策を創発する~ユースハッカソンの取組から
「中期4か年計画2014~2017」のオープンデータ化にあわせて、若者たちと共に進めてきたユースアイデアソン&ハッカソン。横浜市が抱える課題を解決しようと、様々なアプリケーションが開発されました。セッションでは、彼らの作品発表と共にその活用に向けて当事者の若者たちが語ります。

3 オープンデータを活用したオープンイノベーションで地域経済を活性化する
オープンデータの活用にあたって地域経済の活性化は重要な目的の一つです。セッションでは、地元IT企業やITベンダー、マーケッターなど多様な主体がそれぞれのデータやリソースを持ち寄り共働・共創する「オープンイノベーション」によって、いかに日本に新たなビジネスモデルを開発するかについて検討します。また、「code for YOKOHAMA」の設立についての発表と意見交換を行うセッションも開催。

 

概 要

タイトル:「インターナショナル・オープンデータ・デイ2015@横浜 」
テーマ:オープンデータからオープンイノベーションへ
日時:2015年2月21日(土)9:30〜18:45   終了後に懇親会あり
会場:大さん橋CIQプラザ(横浜港大さん橋国際客船ターミナル)、周辺地域
参加費:資料代500円(学生無料)(交流会参加費 2,000円程度)
主催:横浜オープンデータソリューション発展委員会
共催:横浜港大さん橋国際客船ターミナル指定管理者相鉄企業 株式会社
NPO法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ、Code for Kanagawa
後援:横浜市政策局・経済局、神奈川県、総務省関東総合通信局、関東ICT推進NPO連絡協議会、一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構、一般社団法人リンクデータ、一般社団法人オープンコーポレイツジャパン、日本Androidの会 横浜支部

■プログラム
<プログラムNo.1 9:30-14:10>【街歩き・ワークショップ:横浜開港資料館ほか】
▽文化・芸術・歴史分野でのオープンデータの活用−1「WikipediaTown」
地域の歴史的、文化的、地理的、社会的な特徴を地域住民みずから取材してウィキペディアの記事や写真を充実させていくワークショップ、ウィキペディタウン。シリーズ5回目となる今回はテーマを「歴史文化を活かしたまちづくりを考えよう!」とし、日本大通りの周辺スポットに着目、財団法人横浜ふるさと歴史財団の協力のもと、横浜開港資料館、横浜都市発展記念館、横浜ユーラシア文化館の3施設を取材するウィキペディタウン、そして、同テーマについて具体的なアイディアを考える対話型ワークショップを開催します。

<プログラムNo.2 10:30-12:20>【街歩き:大さん橋周辺】
▽歴史・文化・防災等をテーマにしたAR街歩き
横浜市などのデータをベースにした市民によるデータ作りの紹介、「横浜歴史フィールドミュージアムAR」などのアプリ紹介と街歩きを行います。開港前後の横浜をツアーするというテーマで、明治時代以降の関内周辺の名所を訪れ、浮世絵や絵葉書で描かれた場所の過去と現在を体験します。

<プログラムNo.3 10:30-12:20>【セミナー:WSエリア】
▽Code for YOKOHAMAキックオフミーティング
LOCAL GOOD YOKOHAMAで使用しているオープンソースを使ったクラウドファンディング+スキルマッチング基盤「GOTEO」の参加型システム開発の展開と、オープンデータ活用事例の紹介をします。ICTを使って地域課題の解決を目指す市民参加型の非営利活動「Code for YOKOHAMA」の設立・運営計画についての意見交換、今後の活動への参加の呼びかけも。

<プログラムNo.4 13:00-14:10>【ディスカッション:WSエリア】
▽文化・芸術・歴史分野でのオープンデータの活用「Open GLAMディスカッション」
横浜の中心部である関内周辺エリアには多くの文化施設が存在するとともに、種々の歴史的、文化的遺産や遺構が残されています。また、横浜市によるクリエイティブシティ構想の中ではクリエイティブ産業クラスタの醸成が掲げられています。こうした流れを踏まえ、歴史文化を活かしたまちづくりというテーマに対し、われわれは具体的にどんなことができるのか、ウィキペディタウンのようなICTを活用した取り組みを中心に対話します。【登壇者】鈴木 伸治(横浜市立大学 教授)、大向 一輝(国立情報学研究所 准教授)、西川 武臣(横浜開港資料館・横浜市都市発展記念館副館長)モデレーター:岡本 真(アカデミック・リソースガイド 代表取締役)

<プログラムNo.5 13:00-14:10>【セミナー:ブースエリア】
▽地域課題投稿体験・課題の「見える化」事例紹介セミナー
クラウドファンディングとスキルマッチング機能を備えた市民参加型の地域課題投稿・共有の仕組み「LOCAL GOOD YOKOHAMA」の解説と体験や、課題の「見える化」をおこなうインフォグラフィック・データビジュアライゼーションの紹介を行います。

<プログラムNo.6 13:00-15:30>【ワークショップ:ブースエリア】
▽第2回横浜ガリバーマップ・ワークショップ
市民が作る地図「オープン・ストリート・マップ」を用い、5メートル四方の横浜東部臨海部大地図を作成しました。思い出の場所、おすすめの場所、こうなるといいなという場所を、地図に書き込みましょう!書きこまれた声は、その後デジタル化してまちづくりなどに活用していきます。

<プログラムNo.7 14:20-15:30>【ワークショップ:WSエリア】
企業・市民グループ・行政等の活動紹介、会場内でセミナーも実施します。
▽ツールを活用して横浜のオープンデータを支援するWS 〜みんなで発信するオープンデータ〜
横浜のオープンデータを全国へ広くアピールするために、オープンデータやその活動に関連する成果を全国へ広く発信し、次のアクションへつなげていくための方法をハンズオン形式で習得して頂くワークショップです。「LinkData.org」「Knowledge Connector」等のオープンデータの活用支援ツールの使い方を解説します。

<プログラムNo.8 14:20-15:30>【ワークショップ:メインステージ】
▽「社会的課題を解決するWS」
これから検討することになるオープンデータの「利活用」を視野に入れた活動のため、特別セッションを設けます。データの利活用とは、その上位層の社会課題に目を向けることが第一歩になります。オープンデータはあくまでも道具です。Code for Kanagawa「Vison Match推進グループ」では、その最初の一歩として、着物で世界中を旅をして世界の中の日本人、世界平和、日本の平和を訴えるサムライ伊藤研人さんをゲストにお迎えし、日本が抱える社会的課題についてトークセッションを開催します。社会課題を解決するための「志」について語り合いましょう
(セッション主催:Code for Kanagawa)

<プログラムNo.9 14:20-15:30>【ポスターセッション:ブースエリア】
横浜ユースアイデアソン・ハッカソンポスターセッション/成果発表
「横浜ユースアイデアソン・ハッカソン」は、岩崎学園、東京都市大学、横浜サイエンスフロンティア高校の学生ら約100人が参加した、横浜の課題解決や魅力発信のアプリケーション開発コンテストです。岩崎学園情報科学専門学校、東京都市大学メディア情報学部、日本マイクロソフト、 日本アイ・ビー・エム、グリー、ディー・エヌ・エー、一般社団法人リンクデータの共催により開催しました。エントリー作品のポスターセッションを行います。

<プログラムNo.10 15:40-16:40>【全体共有:メインステージ】
市民と行政からのオープンデータの取り組み報告
《市民から》「市民がつくるオープンデータ」
市民参加型のオープンデータ系の取り組み(旧東海道プロジェクト、開港5都市景観まちづくり会議、震災の横浜、Wikipediaタウンなど)やガリバーマップ、大さん橋プロジェクト、しでんちゃん横浜プロジェクトなどの現状を確認し、今後の展望、要望についてディスカッションします。
《行政から》「横浜市・神奈川県からはじまるオープンデータ」
横浜市の新しいオープンデータ対応のWEBサイト、横浜市金沢区・南区のLODを活用した子育て支援サイト「育なび」、中期4か年計画のオープンデータを活用した「ユースハッカソン」など、神奈川県から「旧東海道プロジェクト」などの取組を紹介します。
・長谷川孝 横浜市政策局担当理事  ほか

<プログラムNo.11 16:50-17:50>【ディスカッション:メインステージ】
分科会1:横浜ユースハッカソンの今後の展開を考える
横浜市政策局と横浜オープンデータソリューション発展委員会は、未来を切り拓く若者の人材育成の一環として「中期4か年計画」(素案・原案)のオープンデータを活用し、若者の力で横浜市の課題の見える化や解決に向けたアプリケーションの開発など行うアイデアソン、ハッカソン、データビジュアライズソンを昨年10月から開催してきました。それらの成果発表を行い、ユースハッカソンで出てきたアプリをどのように共有し、使えるようにし、育てるかを考えます。

<プログラムNo.12 16:50-17:50>【ディスカッション:WSエリア】
分科会2:地域発!オープンデータのビジネス展開とイノベーション
〜求められる都市ICTプラットフォームとは?〜
オープンデータにおいてはEU指令(2003/98/EC)の目的の1つに経済活性化が掲げられています。データが揃いつつある今、経済の活性化に向け、次のステップに踏み出すべきタイミングです。横浜・神奈川のオープンデータムーブメントを経済活性化に繋げるために必要な要素、施策について検討します。
【登壇者】土屋朋宏(横浜市経済局成長産業振興課 担当係長)、榊原彰(日本アイ・ビー・エム株式会社 スマーター・シティー事業CTO)、木下昌和(株式会社アイネット 執行役員 営業企画部長)、堀内 健后(トレジャーデータ マーケティング担当ディレクター)。モデレータ:深見嘉明(特定非営利活動法人リンクトオープンデータイニシアティブ 理事)

<プログラムNo.13 18:00-18:45>【クロージング:メインステージ】
1.パネルディスカッション・ワークショップ等報告
2.挨拶
・渡辺 信一 総務省関東総合通信局局長
・鈴木太郎 かながわオープンデータ推進地方議員研究会
・小林一美 横浜市政策局局長
3.記念写真撮影
【交流会 18:45-20:00:WSエリア】(参加費:2,000円程度)

★      ★
<ブース展示>
▽Code for Kanagawa
<開発したアプリケーションやハッカソンの様子を紹介>
▽ガリバーマップ
<市民が作る「オープン・ストリート・マップ」を用いた5メートル四方の横浜東部臨海部大地図を>
▽よこはまユース・アイディアソン・ハッカソン ポスターセッション
<アイデアソン、ハッカソン、データビジュアライズソンの成果の報告>
▽フェリス女学院大学GIS研究会
<横浜と音楽>
▽ファブラボ関内
<環境情報を測定しオープンデータ化するSmart Citizen Kitと、センサPJのボードと電光掲示板>
▽地震センサープロジェクト
<簡易な構造で速度の変化率を計測する「加速度センサー」>
▽金沢区役所
<金沢区におけるオープンデータの取組>
▽株式会社NTTPCコミュニケーションズ
<【子育て中のパパママ必見】くらしの安全を支援するアプリ『MinaMina』>
▽横浜 IT 勉強会
<Windows ストアアプリ製作環境「Project Siena」>
▽慶應義塾大学SFC研究所ファブ・シティ・コンソーシアム、岡村製作所、山手総合計画研究所
<デジタルファブリケーション×オープンデータ~地形模型へのデータ投影によるワークショップツール>
▽LOCAL GOOD YOKOHAMA
<オープンソースGOTEO、地域課題投稿機能、WSの紹介>
▽公益社団法人長寿社会文化協会 WACポイント会員:SWAN UNIT
<地域に根差した安全・安心・健康生活を「近助」コミュニティで実現>
▽YOKOHAMA Ups!
<官民連携による「横浜」のアプリコンテスト>
▽一般社団法人リンクデータ
<LinkData.org 〜オープンデータのYouTube〜>

イベント詳細はこちら
http://yokohamaopendata.jp/?p=380

【問い合わせ先】
横浜オープンデータソリューション発展委員会
(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ内)
担当・杉浦・五十嵐
TEL:045-664-9009 FAX: 020-4666-6061
WEB: http://yokohamaopendata.jp/