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37回目となる政策デザイン勉強会では、デザイン・クリエイティブセンター神戸(通称KIITO)の副センター長を務める永田宏和さんをお招きします。

山積する社会課題を解決する為に、神戸では「政策+デザイン」の取組みに力を入れている。官民連携チームが2カ月間、徹底的な文献&フィールドの調査を行い、コミュニティデザインの手法で「アイデアとアイデア」、「人と人」、「お金の出し手と受け手」を繋ぎ、課題解決の具体的提言をしています。

今回は、神戸KIITO主催の18の「クリエイティブゼミ」の調査から生まれた19の課題解決プロジェクトの中身と、それぞれの経緯について、KIITO副センター長の永田宏和さんに伺います。

人口372万人の都市・横浜市は、10年後の2025年には高齢者が約100万人に達し、子育て世代は25万人減、就業者は5万人減と予測されています。超高齢・長寿社会を迎える横浜市は、大きなマーケットを持つと共に、課題の先進都市であるとも言えます。

神戸市の取り組み事例を学び、横浜における「政策+デザイン」による社会課題解決の取り組みおける、人と人のつながりをデザインする「コミュニティデザイン」、プロジェクトを実行するための「資金や予算確保」「運営の仕組みづくり」などの「プロジェクトマネジメント」の方法について考えます。

<進行>
1)政策デザイン勉強会について (3分)

2)話題提供:横浜市の取組紹介 (7分)
▽横浜市政策局の取組紹介
▽横浜コミュニティデザイン・ラボの取組紹介
・LOCAL GOOD YOKOHAMA
・ファブラボ関内/Fab City Global Initiative
・泰生ビル・泰生ポーチの事例紹介、屋上利活用について

3)神戸KIITOの「クリエイティブゼミ」の取組み(60分)
永田宏和さん(デザイン・クリエイティブセンター神戸「KIITO」副センター長、NPO法人プラス・アーツ理事長)

4)コメンテーターよりコメント(10分)

5)意見交換(40分)

<講師>
永田宏和(ながたひろかず)さん
株式会社iop都市文化創造研究所 代表取締役
NPO法人プラス・アーツ 理事長
デザイン・クリエイティブセンター神戸【KIITO】 副センター長
企画・プロデューサー。1993年大阪大学大学院修了後、株式会社竹中工務店入社。2001年、まちづくり、建築・アートの3分野を柱とする企画・プロデュース会社「iop都市文化創造研究所」を設立。2006年「NPO法人プラス・アーツ」を設立後、アートやデザインを導入した新しいカタチの防災教育プログラムを多数開発し、国内外で展開。2012年にはデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)の副センター長に就任し、「+クリエイティブ」をコンセプトに、神戸市、地元企業と協働しながら様々なジャンルの社会課題解決に取り組む。主な企画・プロデュースの仕事に、都市キャンペーン型アートイベント「水都大阪2009・水辺の文化座」、楽しく学ぶ防災訓練プログラム「イザ!カエルキャラバン!」(2005年~)、防災とクリエイティビティをテーマにした展覧会「地震EXPO」(BankART、2006年)、KIITOシンボルイベント・子どもがつくる子どものための夢のまち「ちびっこうべ」(2012年、2014年)、インドネシア、タイ、フィリピン、日本の災害対応分野におけるクリエイティブな活動を紹介し、学び合うためのプラットホーム構築をめざすプロジェクト「EARTH MANUAL PROJECT」(2013年~)などがある。『第6回21世紀のまちづくり賞・社会活動賞』受賞、TBS「情熱大陸」、日本テレビ「世界一受けたい授業」出演。

<コメンテーター>
杉崎栄介さん(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 広報ACYグループ担当リーダー、プログラム・オフィサー)
1999年より同財団所属。区民文化センター、横濱JAZZ PROMENADE等の担当を経て、2006年横浜市研修派遣、2007年ACY(アーツコミッション・ヨコハマ)事業を立ち上げ、現在まで担当。創造都市横浜のワンストップ相談窓口を通じて、これまで1,000件を超えるアーティストやクリエーターの相談を受ける。主な事業としてACY助成制度設計・運用、創造都市横浜プロモーション、芸術不動産、関内外OPEN!、ドックヤードガーデン活用事業、地元企業×デザイナーによる商品開発など、芸術文化とまちづくりや産業が交わる現場を担当。

岡部祥司さん(NPO法人ハマのトウダイ 理事長)
1974年9月11日神戸生まれ、1997年3月 私立甲南大学経営学部 卒業、1997年4月株式会社竹中工務店入社、2011年4月 株式会社竹中工務店退社、2011年5月 株式会社アップテラス設立、2012年1月一般社団法人横浜青年会議所理事長、2014年11月 NPO法人ハマのトウダイ設立。
www.hamanotoudai.com/

鈴木光さん(減災アトリエ 主宰)
横浜生まれ。防災図上訓練指導員(総務省消防庁・消防科学総合センター)、工学院大学客員研究員。建設コンサルタントで9年間、主に自治体の地域防災計画の策定や図上訓練支援、企業のBCP策定等の業務に携わる。退職後、フリーランスの減災ファシリテーターとして活動し、2015年5月に減災アトリエを設立。全国各地の自治体職員、地域住民、学校、企業等に、主に地図を使った防災ワークショップや防災講座、講演会、訓練企画等を実施。自分だけの防災マップを楽しみながらつくる「my減災マップ」を考案し、各地で展開している。
http://www.gensai-atelier.com/

【概要】
日時:4月6日(水)18時30分〜20時30分(18時受付開始)  
参加費:1,000円(学生500円、1ドリンク付)
場所:さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3-61)
参加申込:facebookページ https://www.facebook.com/events/601953719959251/で「参加する」を押して頂くか、メール info@yokohamalab.jp まで件名「4/6 政策デザイン勉強会参加希望」と書いてお送りください。

<政策デザイン勉強会とは>
様々な主体が、地域の具体的な課題や国内外の情勢を知り、未来の街の姿を広い視野でとらえ、政策決定のプロセスに市民が参加していくための仕組みや仕掛けを考えるための勉強会。横浜コミュニティデザイン・ラボが2012年5月から不定期に開催しています。
http://on.fb.me/X40lkt

<LOCAL GOOD YOKOHAMAについて>
横浜コミュニティデザイン・ラボでは、行政が持つデータを誰でも自由に利用し様々なものに活用できるようにする「オープンデータ」の推進や、オープンかつ創造的な対話の手法「フューチャーセッション」の展開を横浜市との連携により実施しているほか、企業・大学・行政などの多主体連携により、地域課題解決型ICTプラットホーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を運営するなどの取り組みを続けています。現在、LOCAL GOOD YOKOHAMAではプロジェクトを支援してくださる個人・企業サポーターを募集しています。関心ある方はお問い合わせください。
http://yokohama.localgood.jp/contact/