【先着50人、参加費無料】データから価値を導き出す手法として「データサイエンス」が広く認知されるようになってきました。ビジネスにおいて、さまざまなデータを活用して収益化につなげるために、データサイエンスを取り入れることの必然性が高まっています。
横浜市経済局では、ビジネスにおけるデータ(ビッグデータ、オープンデータ等)活用をサポートし、データを活用した新規事業の創出や既存ビジネスのブラッシュアップを推進するために「オープンデータ活用ビジネス化支援事業(※)」を進めています。
本事業の一環として、「データサイエンス」が今後の企業活動においてどのような重要性を持つのかを学び、企業におけるデータサイエンティスト育成のきっかけとするための「データサイエンスセミナー」を開催しています。
第2回目の開催となる今回のセミナーでは、富士通研究所の原田博一(はらだひろかず)氏を講師としてお招きし、「もうひとつのデータサイエンス 〜言葉や映像をデータとして読み解く〜」をテーマに開催します。
原田氏は、現場観察を中心とする定性調査・質的組織分析の専門家です。シビックテックによる地域課題解決に取り組む非営利団体「Code for Japan」のプログラム「コーポレートフェローシップ」により、2015年度に横浜市政策局に就任し、横浜型リビングラボの検討や、待機児童対策におけるデータ分析などを担当していました。
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/671
今回のセミナーでは、数字がベースとなる「定量データ」とともに、言葉や映像などで表現される「定性データ」の扱い方について解説して頂きます。
この機会に、ビジネスにおけるデータの効果的な活用や、データから付加価値を生み出していくためのノウハウについて学んでみませんか?
【イベント概要】
【タイムテーブル】
19:00〜19:15 : オープニングトーク(企画趣旨説明及び挨拶)
19:15〜20:45 : 講演 「もうひとつのデータサイエンス 〜定性データの読み解き方〜」
・講師:原田 博一 氏(富士通研究所)
20:45〜21:05:コメンテーターによるコメント、質疑応答
・秋山 友志さん(横浜商科大学特任講師)ほか
21:05〜21:15 : クロージング&関連企画紹介
・チャレンジオープンガバメント2016
・LODチャレンジ2016
・アーバンデータチャレンジ2016
・Code for YOKOHAMAの活動について
【講演要旨】
「データ」と聞くと、一般的には数字からなるデータを想像されるかもしれません。これは、定量データといわれるものです。一方、言葉や映像といった、数字以外で表現されているデータもあります。これを、定性データといいます。そして、いわゆる「データサイエンス講座」の多くは、前者の取り扱いについて学ぶものが大半でしょう。この講座では、敢えて後者の「定性データ」に焦点をあて、データサイエンスとの関係性や、可能性について学び、考えます。
【講師プロフィール】
1999年富士通入社、2007年より富士通研究所研究員。現場観察を中心とする定性調査・質的組織分析に従事。対人コミュニケーションの観点から地域・組織おける文脈の活性化(コンテキスト・アクティベーション)を得意とする。意思決定では変化が生まれる可能性があるかを大切にしている。横浜市コーポレートフェロー(2015)、鳥取県×日本財団共同プロジェクトアドバイザー(2016)。