5月19日(土)、さくらWORKSセミナールームで「大槌支援カフェvol.1.5」を開催しました。
その前の時間帯に開催した「ホームページ作成講座」から引き続きの開催となりましたが、連続して参加いただいた方も含めて、16名の参加者で、大槌のこと、支援活動のことを、近い距離で話せる場となりました。

「カフェ」なので、コーヒーとお茶菓子とカフェミュージックを準備♪

BGMは大槌で活動するインストゥルメンタルバンド「和美東」の「光る海」。
尺八や和太鼓などの伝統楽器とシンセサイザーの打ち込みを融合させた作風のメロディーで、「光る海」は、犠牲者への鎮魂、未来への希望、そして地元大槌でボランティアをされている方々や楽器を寄贈してくれた方へのお礼として作られたそうです。


(一番奥には、大槌の地図が↑)

参加してくださった方は、なんと!8割が大槌に足を運んだことのある方でした!

参加者のプロフィールを一部紹介すると…。

ゴールデンウィークにオープンしたばかりの宿泊施設「大槌きらりベース」の開設準備ボランティアに参加した、かながわ東日本大震災ボランティアステーションメンバー、
みんなともだちプロジェクト」で大槌の幼稚園を支援している横須賀の大津幼稚園のメンバー、
オープンストリートマップ」というオンラインで地図に書き込みをして、被災地の地図作りをサポートしている方などなど。
さまざまな支援の形を感じられたのではと思います。

カフェでは、ラボ学生会員・大西の「大槌体験」を中心に、参加者みんなでざっくばらんに「カフェトーク」。

大西は、2012年2月に「情報ボランティア」として初めて大槌に行って以来、1ヶ月半に1回のペースですでに3回大槌へ足を運んでいます。
その際に現地で遭遇した「津波注意報」と「土砂災害」の体験をシェア。

街灯がほぼ無い大槌で、懐中電灯ひとつで避難した際に感じた危険さ、反して津波の教訓を生かし、しっかりと避難所体制が確立化されていた大槌高校の様子、豪雨の後、浸水や滝のように水が流れていた土砂の様子など。
現地の大変さ、備えの重要さを痛感するとともに、横浜でもその体験を生かすべきだと、参加者みんなが改めて感じたヒトコマでした。

また「ボランティア以外で東北にいくこと」についても盛り上がりました。

未だ世間の認識は、「東北に行く」=「ボランティア、支援」というイメージですが、何度も現地に足を運んでいると、目に見える復興の歩みはゆっくりだけれど、そこに生きている人たちの思いは、確実に未来へ向かっていることを感じます。

特に大槌の人たちは「熱い」人が多く、「できる限り自分たちで」という言葉に、個人的には何度も出会っています。
そうであるなら、ボランティア以外で、例えば観光、例えばイベントに参加するため、楽しむために大槌に行って、現地の人と一緒に何かできたら…。
「ただ単純に、大槌が大好きになってしまったから何度も行くんです」と言い切った大西の言葉が、それを言い表しているなぁ、と感じました。

カフェの最後には、「大槌きらりベース」へのカンパを呼びかけ、7,536円が集まりました!
こちらは、山根か大西が、間違いなく、直接きらりベースに届けます。

参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
また開催したいと思いますので、今回参加できなかった方は、ぜひ次回のご参加お待ちしています♪

(横浜コミュニティデザイン・ラボスタッフ:山根 麻衣子)