NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボは、舞踏家・加藤道之さんが行う、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団のクリエイティブ・インクルージョン活動助成(芸術と社会の関係から生まれる創作活動を支援)事業の成果報告会を共催します。

ライブ配信は2月27日(土)13時より、当NPOが共同運営する関内のコミュニティスペース「泰生ポーチフロント」から無観客で実施。#ICTお助け隊 のサポートで実施します。

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 2018年11月より在宅の認知症の方のお宅を劇場に見立てて、舞踏家加藤道行を中心に歌や踊りといったパフォーマンスを行ってきました。そこに様々な人々が集い、新たなコミュニティの中で人と人とのつながりが生まれて、認知症でありながらも新たな社会とのつながりを築いていくことを目指してきました。

 また、認知症になった方が、人生の中で思いをもって大切にしてきたこと(この事例の場合芸術活動)を引き続き取り組めるようにサポートしてその方のQOLを豊かにできればという想いを持って活動してきました。

 今回このイベントを通してこの活動を多くの方に知っていただき、様々な立場の方の協力があったからこそ成り立ち広がってきたおうち劇場を多様性という視座から語り合いこれからの活動を広げ深めていくきっかけとしたいと思います。

▽日時:2021年2月27日土曜日13:30-15:00
オンラインイベントYoutube配信
https://www.youtube.com/watch?v=h3HGGws0i-E

▽配信場所:泰生ポーチ
http://www.taisei-po-chi.yokohama/

<タイムテーブル>

13:30
1部おうち劇場とは
・主宰より:加藤道行(8分)
・ケアマネから見たおうち劇場:平野健子(3分)
・それぞれのおうち劇場莉玲(協力アーティスト)(3分)
・楯直己(協力アーティスト)(3分)
・ご家族(3分)

13:50
2部ミニパフォーマンス(20分)
舞踏/加藤道行・歌/莉玲・演奏/楯直己

14:15
3部シンポジュウム(45分程度)
おうち劇場のこれから~多様性を手掛かりに~

15:00
クロージング・まとめ

15:10
終了

◎シンポジウム登壇者(敬称略)

▽加藤道行:身体の多様性から    
舞踏家・おうち劇場主宰

▽平野健子:コミュニティの多様性から
ケアマネ事務所&計画相談もりのきもち管理者。若い頃は編集やイベントの仕事をしていた。2018年、地域交流拠点よりみちハウスを建て、インクルーシブな町づくりを仲間とめざしている。・おうち劇場キーパーソン。

▽江原顕:福祉のまちづくりの多様性から
横浜市健康福祉局地域福祉保健部 福祉保健課福祉保健センター担当課長。福祉のまちづくり・災害福祉担当。 社会福祉士、防災士。ビートルズとK-POPをこよなく愛する。

▽秋山愛子:国際社会における多様性から
国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP:エスキャップ)社会課題担当官
SDGs実践、障害の視点をインクルーシブな社会・防災推進をめざし、当事者団体と共に政府に働きかけるのが仕事。これまで、障害者権利条約の草案策定に関わり、SDGsや仙台防災枠組みに障害者など社会的弱者の視点を反映した。毎週水曜日の夜オンラインすなっく愛子を運営。いろんな立場で、人や社会が幸せになるための活動をしている人たちの話をきいている。趣味はジャズ、ボサノバをうたうこと。

◎総合司会
▽杉浦裕樹
横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事・ヨコハマ経済新聞 編集長

​<プロフィール>
〇舞踏家 加藤道行
https://mi2chi2yu8ki.wixsite.com/michiyuki-website
1962年 クリスチャンの両親の元、東京郊外に生まれる。1985年東洋大学卒業 社会福祉専攻。大学卒業後知的しょうがい者施設で働くなか、しょうがい者の表現活動に興味を持ち1995年頃より様々なワークショップに参加する。1996年頃より横浜市内の的しょうがい者施設でダンスワークショップを実践する中、自身も表現する楽しさに目覚めていく。2000年より偶然手にした公演案内に導かれ大野一雄舞踏研究所で舞踏修行を始める。2001年からは、師大野一雄の日常の介護を数名の研究生と共に行いながら師の身近で舞踏を学ばせていただく。師の昇天(2011年)された後、2012年高齢者向けダンスセラピーにも関心を持ち研鑽と実践を重ねる。
 舞台では、コンテンポラリーダンサーや能、日本舞踊といった伝統芸能の方々との共演やオペラへの出演をしている。また、舞台以外でもミュージシャンや画家との即興コラボレーションを積極的に行っている。
 日々、美と醜の間の真理を求め、ひと振りでもいのちのかたちを伝えることができればと願い踊り続けている。

〇莉玲
ボイスパフォーマー
https://rirei.club/
 日本と中国と台湾の血を引く横浜中華街出身。フェリス女学院大学音楽学部声楽科卒業。2014年10月より歌手活動を開始。以降、横浜や都内を中心に、コンサートやライブイベント、TVなどで活躍している。広音域で発声法を使い分け、広い音域を活かした生声を響かせる。ミュージカルの初演(2018年8月)ではソロのあるシングルキャストとして出演。CDアルバム2枚(1st2016年8月・2nd2019年8月)を全国リリース。カラオケや有線放送でも配信中。右耳に難聴を患ったことから、手話ソングにも取り組み、手話カフェの定期開催や日本手話講座の会場運営など手話普及に尽力している。また、音楽療法士やボイストレーナーも務めて幅広く音楽活動を行っている。横浜市内の障害児放課後デイサービスにおいて臨時スタッフも務める。
 加藤道行とは2019年6月横浜市寿町健康福祉交流センターのオープニングイベントでの共演をきっかけにジャスミンのように心を和らげる莉玲(唄)と加藤道行(舞踏)がおりなす声と踊りの音舞ワールドを届けるユニットJasmine Wayとしての活動を行う。

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〇楯 直己 Naoki Tate
作曲家、マルチサウンドクリエイター&パフォーマー
https://www.naokitate.com/
 空間全体を作品として体験させる「サウンド・インスタレーション」を得意とし、音で空間を紡ぎ出し、響きの舞台美術を創作する。
「空間音楽~Ambient Voice Music~」と呼ぶ独自のサウンドは、100種類以上に及ぶ世界中の民族楽器と、日常にありふれた様々なものから作り出される音に、最新のテクノロジーを駆使したプログレッシブサウンド、そしてヴォーカルを楽器として融合し、国境やジャンル、そして時代を越えて生み出される。
 時に自然的で、時に宇宙的な響きは異空間を感じさせ、その時空を超えた音楽の世界観は聴く人たちを魅了している。
 これまで、NHK-Eテレ『てれび絵本』、『からだであそぼ』、JAXA(宇宙航空研究開発機構)『遥かなる月へ ~月周回衛星「かぐや」の軌跡~』(受賞作品)、航空自衛隊『ブルーインパルス』演技飛行オープニング曲、NHKや総務省などのドキュメンタリーシリーズをはじめ、映像、舞台、アーティストへの楽曲提供など、幅広い分野で音楽を手がける。
 2015年にはソロアーティストとしても活動を開始。同年、アルバム『SUNRISE』、アルバム『The Voice of the Earth』をリリース。2017年にはアルバム『桜鏡の響』をリリースする。
 近年では、日本野鳥の会との共同制作による空間音楽作品『愛の織物』『空~三部作~』(詩文:安藤康弘)を発表。
2020年1月、『羽生結弦プログラムコンサート』(国際フォーラム ホールA)に参加。
2020年5月、宮崎国際音楽祭「パーカッション・スペース 宇宙の音 大地の声」への出演予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となる。
 2020年4月よりFacebookソロライブ配信 (毎週火金曜20時~)を開始する。地球のネイティヴな音と響鳴し、未来の音楽を探求している。


◎実施体制
主催:舞踏家 加藤道行
https://mi2chi2yu8ki.wixsite.com/ouchi
​共催:横浜コミュニティデザイン・ラボ
http://yokohamalab.jp/
助成:アーツコミッション・ヨコハマ
https://acy.yafjp.org/

この活動は、認知症等があってもアートを通じて豊かに生きることができる在宅での生活の新しいあり方の創出を期待されて、2020年度の公益財団法人横浜市芸術文化振興財団のクリエイティブ・インクルージョン活動助成(芸術と社会の関係から生まれる創作活動を支援)の対象となっています。